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森トラスト 「丸の内トラストタワー本館」が竣工 街区名称を丸の内トラストシティに決定 シャングリ・ラホテルは来年3月開業
2008.12.15 11:39
森トラスト(東京都港区)は、12月10日、東京都千代田区丸の内一丁目において開発を進めてきた「丸の内トラストタワー本館」の竣工式を執り行うとともに、街区名称を「丸の内トラストシティ」に決定したと発表した。
同本館は、第I期棟にあたる「丸の内トラストタワーN館」と並ぶツインタワーとして、オフィス、ホテル、商業が複合する高度な都市機能を提供する。また、都市再生特別地区の都市計画に基づくプロジェクトとして、国際交流機能や周辺の街との回遊性を確保、JR「東京」駅日本橋口広場を整備し、ゆとりある歩行者空間と「水」「緑」「歴史性」をしつらえた「いこいの広場」を設けることにより、広場空間に広がりと連続性を創出している。また、日本初進出の国際的ラグジュアリーホテル「シャングリ・ラホテル東京」を誘致するとともに、観光インフォメーションセンターを設置して、多様で活発な国際交流拠点の形成に貢献するとしている。
「丸の内トラストタワー本館」は、延床面積が11万5379・68㎡、地上37階地下4階の規模を誇る。地上2階から26階までがオフィス、地下1階と地上27階から37階までがホテルフロア、地上2階に一部店舗が入居する。「丸の内トラストシティ(本館・N館合計)」の敷地面積は1万2026・77㎡、延床面積は18万574・94㎡となる。
同街区は環境負荷を低減する各種システムの導入により、年間約3600トンのCO2排出を抑制する。自然エネルギーの活用、中水の利用およびゴミの減量化、減容化とともに、外構の保水性舗装、緑化など、環境負荷低減およびヒートアイランド減少の抑制に貢献する。なお、街区全体のグランドオープンは、「シャングリ・ラホテル東京」の開業にあわせ、平成21年3月を予定している。