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興和不動産 渋谷オルガン坂トップで複合施設開発 第34興和ビルを解体し新たにホテル等の複合に

2008.11.10 17:33

 興和不動産(東京都港区)は、11月5日、東京都渋谷区宇田川町にて「(仮称)渋谷オルガン坂ホテル計画」新築工事に着手した。同計画は、「第34興和ビル」を解体後、1063・79㎡の敷地上に、地上9階地下2階の規模、延床面積にして6843・32㎡のビルとして再開発するもの。用途はビジネスホテル、商業店舗、駐車場の複合用途を予定している。なお、ホテル運営については、都内および主要都市に「ホテルユニゾ」チェーンを展開する常和ホテルマネジメントに委託する予定だ。
同地は、公園通りと井の頭通りを結ぶオルガン坂のヒルトップに位置し、人の流れの結節点にある、にぎわいのある立地である。周辺には渋谷区役所等の公益施設、NHK放送センター等情報関連施設、商業・業務施設、都市型住宅など多様な機能が集積するエリアが形成されている特性をもつ。
 同建物の外観には、自然素材のテラコッタと金属のアルミという異なる素材を組み合わせた「ハイブリッドルーバー」を設置し、見る角度と距離によりファサードの見え方が変化し多様な表情を生み出すよう仕掛けがされている。また、オルガン坂に面した2階のテラスに豊かな植栽を配することで、通りに対して潤いを演出する。
 今後のスケジュールとして、平成22年3月末の建物竣工、平成22年6月のホテル開業を目指している。




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