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日本初 売出前中古不動産マッチング 住まい売買の新サービス提供開始

2022.02.14 11:03

 不動産流通事業、不動産企画デザイン事業のツクルバ(東京都目黒区)は10日、売り出し前中古不動産の売買意向のマッチングプラットフォーム「ウルカモ」の提供を開始した。同社は中古住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」を展開しており、「ウルカモ」は住まいの売買に手軽さをもたらす新サービスとなる。
 「ウルカモ」は持ち家の売却検討者が匿名性が守られた形で住まい情報を手軽に投稿し、購入検討者がその投稿に「スキ」、「買うかも」などのスタンプやコメントを書き込むといったリアクションをすることができるマッチングプラットフォーム。無料会員登録ですぐに利用できる。「買うかも」スタンプで興味を表明した購入希望者には、「内見ファストパス」が与えられ、スムーズに売却活動をスタートすることができる。
 実際の不動産取引に移行した際の実務はツクルバがサポートする。当初は一都三県のマンションを対象とし、順次取り扱いを拡大していく。同社は、既存サービス「カウカモ」とこの「ウルカモ」により、中古マンションの適切な流通を促進し、ユーザーの住宅選択肢を豊かにすることを目指す。
 代表取締役CEOの村上浩輝氏は、「『カウカモ』で年間200万人の買主ユーザーが集まってきたことを受け、これからは供給サイド、売却側のサービスを強化していく。サプライサイド事業部を立ち上げその一環で今回新しいサービスを発表することとなった。事業を通じてこれからも社会に価値あることをやっていきたい」と語った。




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