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森ヒルズリート投資法人 アーク森ビルの追加取得を発表 都心部でのオフィス投資比率を高める
2008.09.22 17:43
森ヒルズリート投資法人(東京都港区)は16日、港区赤坂の「アーク森ビル」の追加取得を発表した。取得価格は55億円で、取得先は森ビル(東京都港区)で取得予定日は9月30日となっている。
同社では平成18年3月、平成20年3月に当該物件の一部取得し保有・運営を行ってきた。今回の追加取得の理由として、ポートフォリオの拡大を図るにあたり、東京都心部におけるプレミアム物件およびオフィスビルの投資比率を高めるためとしている。「アーク森ビル」は昭和61年3月に竣工し、地上37階地下4階、延床面積17万7487を有する高機能インテリジェントビルである。同ビルが所在する港区赤坂・六本木地区は、金融・コンサルタント・メディア関連企業のほか、外資系企業および法律・会計事務所等が多く所在するオフィス集積度の高い地区である。
また、当該地区は大規模複合施設「アークヒルズ」をはじめ、複数の大規模複合施設が相次いで開発され、ビジネスエリアとして高い競争力が維持されている。
同社はこのほか、港区赤坂の「赤坂溜池タワー」の新規取得、ならびに港区元麻布の「元麻布ヒルズ」の一部譲渡も同時発表している。「元麻布ヒルズ」の取得価格は372億円、「元麻布ヒルズ」の譲渡価格は4億2300万円で、取得・譲渡先はいずれの物件も森ビルである。