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日本情報安全管理協会 音声情報セキュリティ対策ガイドラインを新たに作成 進化続ける盗聴技術に対抗

2008.08.18 12:44

 日本情報安全管理協会はこのほど、音声情報のセキュリティ対策に関するガイドラインを作成・発表した。盗聴器の販売数が年々増加し、年間に約40万個もの盗聴器が販売される中で、同協会は情報セキュリティ対策の重要性がかつてないほど高まっていると指摘。
 ガイドラインにおけるポイントは、空間用途や企業の業務内容などに応じて求められる情報セキュリティ対策の内容を「簡易」「一般」「専門」の3つのレベルに分類。このレベルに応じて技術面と物理面、そして人的ソリューションの3つについて対策内容を示している。
 脅威そのものは伝わっていても、具体的な対策内容についてはあまり広まっていない情報セキュリティについて、これから取り組むという企業が、業務内容に最適な対策を実行できる。
 同協会の佐藤健次専務理事は「当協会ではこのガイドラインに基づき、日々進化する盗聴技術に対抗し、日本企業全体における音声情報漏えい対策に貢献していきます」と語る。




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