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「GLP ALFALINK 昭島」を開発へ 昭和の森ゴルフコース跡地の65万㎡、巨大な多機能型物流施設に
2022.02.21 13:55
日本GLP(東京都港区)は14日、東京都昭島市の土地約65万m2を取得し、大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK 昭島」の開発を行うと発表した。
開発地は現「昭和の森ゴルフコース」。ゴルフコースは閉鎖し、2024年4月に工事着工、26年頃より順次竣工し、全体の竣工は28~29年を予定している。
日本GLPによると、昭島市が位置する東京西部地区は対人口比で先進的物流施設の割合が低く、旺盛な需要が期待できるという。また、国道16号および中央自動車道・圏央道へのアクセスも容易で、広域配送とエリア配送どちらのテナントニーズも取り込むことの出来る恵まれた立地。JR青梅線「昭島」駅、西武拝島線「西武立川」駅からも徒歩圏内に位置し、雇用確保の点においても優位性がある。
施設での新たな雇用機会を創出することで地域経済に貢献するとともに、就労人口の増加によってもたらされる周辺施設の活性化も促す。また、共用施設や敷地の一部を地域に開放し、賑わいのある拠点づくりや、地域産業・先端産業との共創拠点となることを目指して様々な取り組みを行っていくとしている。
開発地には、昭島市を象徴する「水と緑」をテーマに掲げ環境保全を行いながら周辺住民の憩いの場、そして訪れた方々も享受できる開かれた緑と歩行者ネットワークを整備。また地域の防災拠点としての機能も担えるよう、防災備蓄倉庫の整備や避難場所としての開放などを今後、市・地域住民と協議していくという。
「GLP ALFALINK」は同社が開発する大規模多機能型物流施設ブランド。地域との共生や持続可能な豊かな社会を創っていくことを理念に「Open Hub」をキーコンセプトとし、物流を中心とした複合施設づくりを目指している。すでに「GLP ALFALINK 相模原」をはじめ「流山」、「茨木」を開発中で、今回がブランドの第4弾にして初の東京都内での展開となる。
また17日には、大阪府八尾市で物流施設「GLP八尾1.」の起工式を実施した。
日本GLPが2018年12月に設立した物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズ3.」による開発物件で、敷地面積2万6900m2、延床面積5万4000m2、地上4階。JP楽天ロジスティクス(東京都千代田区)の専用施設として一棟全体を利用する。総開発費は約117億円で、2023年2月の竣工を予定している。
東大阪・八尾エリアでは希少な賃貸型先進的物流施設で、大阪外環状線に隣接し、近畿自動車道「東大阪南」IC、「八尾」ICよりそれぞれ約4km、西名阪自動車道「藤井寺」ICから約6kmと、大阪市内だけでなく奈良や和歌山などの南近畿地域までアクセスが可能。近鉄大阪線「高安」駅からは徒歩圏内で通勤も便利なことに加え、住宅地が隣接するため雇用確保の面からも好立地と言える。
施設の特徴としては、高度なマテハンシステムの導入を前提とした床開口対応や防火区画の柔軟な設計、空調の設置による就労環境の快適性向上、カフェテリアの設置などにより従業員の快適性向上を図る。BCP対策としては、耐震性能の高いブレース材を採用し地震に対する安全性を確保するほか、浸水や液状化が発生しない地盤への対策を講じ、高い事業継続性を確保している。
大阪府八尾市には楽天専用の5.4万㎡
また17日には、大阪府八尾市で物流施設「GLP八尾1.」の起工式を実施した。
日本GLPが2018年12月に設立した物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズ3.」による開発物件で、敷地面積2万6900㎡、延床面積5万4000㎡、地上4階。JP楽天ロジスティクス(東京都千代田区)の専用施設として一棟全体を利用する。総開発費は約117億円で、2023年2月の竣工を予定している。
東大阪・八尾エリアでは希少な賃貸型先進的物流施設で、大阪外環状線に隣接し、近畿自動車道「東大阪南」IC、「八尾」ICよりそれぞれ約4km、西名阪自動車道「藤井寺」ICから約6kmと、大阪市内だけでなく奈良や和歌山などの南近畿地域までアクセスが可能。近鉄大阪線「高安」駅からは徒歩圏内で通勤も便利なことに加え、住宅地が隣接するため雇用確保の面からも好立地と言える。
施設の特徴としては、高度なマテハンシステムの導入を前提とした床開口対応や防火区画の柔軟な設計、空調の設置による就労環境の快適性向上、カフェテリアの設置などにより従業員の快適性向上を図る。BCP対策としては、耐震性能の高いブレース材を採用し地震に対する安全性を確保するほか、浸水や液状化が発生しない地盤への対策を講じ、高い事業継続性を確保している。