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「郡山」駅前、第二地区の再開発が本格化 病院跡地に共同住宅と健診・透析センターを開発へ
2022.02.21 14:02
野村不動産(東京都新宿区)と、医療法人湯浅報恩会(福島県郡山市)などがJR東北新幹線・東北本線「郡山」駅前で推進する「郡山駅前一丁目第二地区市街地再開発事業」の権利変換計画について、8日に福島県の認可を受けたと発表した。
同開発は「郡山」駅西口駅前で第一地区(2010年竣工)と第二地区の一体型再開発事業として2008年に事業認可されたもので、第一区への病院移転、移転によって空いた第二地区の開発という二段階での開発が予定されていた。第二地区はリーマンショックの影響を受け一度事業休止となっていたが、2018年に事業化に向けた検討を再開。野村不動産が2020年8月に事業協力者として参画。2021年9月には福島県より事業計画変更の認可を受け、2021年11月に解体工事に着手していた。
第二地区には、第一地区に移転した寿泉堂綜合病院の跡地に共同住宅(約150戸を予定)と医療施設(健診・透析センター)からなる複合再開発を計画しており、地方医療の下支え、中核都市におけるコンパクトタウンの実現を目指す。
開発地は「郡山」駅徒歩3分に位置し、地区周辺を含めて今後の更なる発展が期待されている。施工区域面積は約3500㎡、敷地面積は約2942㎡。
今年度に新築工事に着手し、竣工・引渡は2025年度になる見込み。