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<新機軸開発>オリックス不動産 国内初の内陸型大規模水族館を開発 JR「京都」駅より徒歩圏内に立地し「新江ノ島水族館」との連携も図る

2008.07.28 17:36

 オリックス不動産(東京都港区)は、京都市下京区観喜寺町の梅小路公園にて市の所有地を賃借し、「京都水族館(仮称)」を展開し、平成23年度の開業を目指すことを発表した。
 これが実現すれば、内陸型大規模水族館としては日本初、また京都市内初の水族館となる。今回開業を目指す「京都水族館」は、JR「京都」駅から徒歩約15分の場所に立地し、敷地面積が約1万㎡、地上3階建てで、延床面積が1万4000㎡となる予定。
 オリックス不動産調べで、内陸型大規模水族館を沿岸部まで50㎞、延床面積を約1万以上と定義した上で「日本初」と称している。
 同社は平成16年4月より、神奈川県とのPFI事業である「新江ノ島水族館」を運営しており、「京都水族館」が実現すれば、「新江ノ島水族館」との連携を積極的に行うほか、両拠点をベースとした水族館のネットワークを構築し、教育(エデュケーション)と娯楽(エンターテイメント)を融合させた「エデュテイメント事業(同社による合成語)」として全国に展開することで、自然と人とのコミュニケーション空間の創造に貢献していきたいとしている。
 また、「京都水族館」は、水文化と環境宣言の都市である「京都」にふさわしい「環境教育の場」や、「文化・交流・賑わいの拠点」として京都市の発展に寄与するとともに、「環境共生型水族館」として京都で暮らす人々や観光客に対して、豊かで充実した時間を提供する。
 特に、プログラムを京都市と共同で企画・運営する体験学習では、子どもたちをはじめとする、幅広い年齢層へ環境学習などを提供する。
 入場者数の目標は初年度で200万人と設定し、開発を進める方向だ。




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