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三鬼商事 都心5区の最新オフィスビル市況発表

2008.06.23 10:54

 不動産仲介大手の三鬼商事(東京都中央区)は、東京の最新オフィスビル市況のレポートを発表した。
 東京ビジネス地区(都心5区)の5月末時点の平均空室率は3・29%で、前月比よりややポイントを上げた。5月は大型既存ビルからの募集開始の動きが目立ったことや、館内縮小の動きも相次ぎ、この1カ月間に都心5区全体で募集面積が約1万7000坪増加したためである。5月はエリアを問わず平均空室率が上昇したが、賃料相場は堅調に推移。まだ貸し手市場が続いている様子が伺われる。平均賃料の上げは続いているものの、エリア格差はやや拡大傾向にある。
 東京ビジネス地区の平均空室率の上昇はまだ3%台の低水準を維持していることと、今年は新規供給量が前年のに止まることから、東京のオフィスビル市場に大きな影響は出ないという見方が強いようだ。




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