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三洋貿易/安田不動産 神田錦町にハイグレードオフィス竣工 三洋貿易は本社として使用その他にみずほ銀行が入居
2008.06.16 11:50
三洋貿易(東京都千代田区)と安田不動産(東京都千代田区)は、東京都千代田区神田錦町二丁目で開発を進めてきた「三洋安田ビル」を、5月31日に竣工させた。
旧プロジェクト名は「(仮称)神田錦町211ビル計画」。ビジネス街の中心である大手町にほど近い立地にあり、各地下鉄「大手町」駅より徒歩7分であるほかに、各地下鉄・JR線「竹橋」駅、「神保町」駅、「神田」駅の各駅からもアクセス至便である。
敷地面積は1526・81㎡、地上9階の規模で、延床面積は1万949・72㎡。貸室面積は7882・76㎡である。
外観は石とガラスのテクスチャーを活かした落ち着いた雰囲気に仕上げており、奥行きを持たせたエントランスでグレード感を演出している。また、テナントの多様なセキュリティニーズに対応した設備のほか、室内の空調環境をレイアウトや用途にあわせて柔軟に対応できる冷暖フリー型個別空調を設置。
空調熱負荷を低減するLow-eペアガラスとエアフローウインドウ(ブラインドと窓面の間に空気を通し、熱気を執務室に伝達させない窓)を採用。またCO2削減効果が見込める緑豊かな屋上庭園を設置するなど、先進性・快適性に加え、環境・省エネ対策にも配慮したオフィスビルである。
同ビルは開発会社である三洋貿易が本社として使用するほか、みずほ銀行の入居が決まっており、満室稼働が予定されている。