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三井不動産 神戸元町旧居留地地区の複合開発計画決定オリエンタルホテル跡地はホテルと商業の複合ビルに

2008.06.09 15:29

 三井不動産(東京都中央区)は、神戸元町旧居留地地区「オリエンタルホテル」跡地において、同社がプロジェクトマネジメントを受託し、開発を推進しているホテル・商業の複合ビル計画「(仮称)神戸・旧居留地プロジェクト」の計画概要が決定したこと発表した。開業予定は平成22年春となる。
 同計画地は、ラグジュアリーショップが軒を連ねる旧居留地地区の仲町通りに面しており、道を挟み日本銀行と隣接する一角にあり、所在地は神戸市中央区京町25番地となる。敷地面積が3022・80㎡、地下1階地上17階建ての規模で、延床面積にして2万7735・23㎡となる。設計・施工は竹中工務店(大阪市中央区地下)。
 1階から地上2階までの低層部は商業施設用となっており、関西発出店となる「バーニーズニューヨーク」が、3階から17階までの高層部には「Plan・Do・See(プランドゥシー)」による約100室・5バンケット(宴集会場)の都市型ホテルが出店する。なお、同計画に入居する「バーニーズニューヨーク神戸店」が占める面積は約2800㎡。「交詢ビルDINING&STORES」(東京都中央区)のほか、横浜・新宿をあわせて関東に3店舗展開しており、今回の入店は日本第4号店で、関西旗艦店として開店する。「ニューヨークバーニーズ」ブランドや、高級 インポートブランドのアパレル・雑貨等を販売する予定で、営業開始は平成22年春を予定している。
 同社は、低層部のその他の店舗区画についても、旧居留地地区にふさわしい商業テナントの入居を予定している。




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