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清水建設 ボストンの賃貸オフィスビルを共同取得
2022.02.28 10:52
清水建設(東京都中央区)は米国の不動産事業子会社を通じ、米国ボストンのバックベイに立地する賃貸オフィスビル2棟「535-545ボイルストン」を取得した。取得額は約170億円。早々に約10億円を投じてインフラ設備増強によるバリューアップ改修を施し、一定期間賃貸事業を継続したうえで売却する予定。
今回の事業は、清水建設現地法人のシミズ・リアルティ・デベロップメント(ニューヨーク、SRD)が現地不動産会社2社と共同で設立したLLC(有限責任会社)が物件の所有・運営を行う。SRDの持ち分は約97%。
所在地のボストン・バックベイは、伝統的で格式あるオフィス街で、周辺には法律事務所や金融機関が軒を並べる、ボストンでは人気のオフィスエリア。ライフサイエンス系を始めとするスタートアップ企業が集積するイースト・ケンブリッジに近接しており、近年はスタートアップ企業の流入も見られる。
取得した「535-545ボイルストン」は一部が連絡通路で一体化している賃貸オフィスビル2棟から構成され、規模は地上13階地下1階、延床面積1万7593㎡で、LEEDのゴールド認証を取得している。現行の入居率は約90%で、安定的な賃料収入が期待されている。