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100%天然素材の屋内緑化装飾材 共同カイテックが販売を開始
2022.03.28 11:15
共同カイテック(東京都渋谷区)は今月1日より、生きている屋内緑化装飾材「スカンディアモス」の販売を開始した。
オフィス内で働く人のストレス軽減や集中力の向上に効果があるとして、自然や生命を感じられる環境を取り入れたオフィスデザイン「バイオフィリックデザイン」が近年注目を集めている。「スカンディアモス」は、ミヤマハナゴケという地衣類(菌類と藻類の共生体)を主素材とする装飾材。このミヤマハナゴケは人工での栽培が困難であることから、ノルウェー・スカンジナビア地方の森で50年以上の年月をかけ育ったもののみを採取して生産されている。「スカンディアモス」は100%天然素材でできており、保存処理や着色に化学薬品を一切使用していないため、オフィスのエントランスや会議室、休憩室など、様々な場所に安心して設置することが可能である。また地衣類の特性により、日々の水やりや日照、肥料は不要。同製品に使用されるミヤマハナゴケは休眠状態にして商品化されていることから、剪定も不要でメンテナンスフリーである点が大きな特徴となっている。
「スカンディアモス」は標準色15色とオプション色10色をラインアップし、商品を配置して壁面等に敷き詰めることのできるパネルのほか、ディスプレイとして空間演出を楽しめるフレーム付きパネルの販売も展開。ユーザーの好みのデザイン・大きさに加工できるオーダーメイド型のパネルの販売も行っている。手軽に室内空間のデザイン性を高めるだけでなく、環境にも人にも優しい新しいインテリア商品として、共同カイテックでは「スカンディアモス」の積極的な販売展開を行っていく考えだ。