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住友倉庫 道頓堀川沿岸部に大型複合施設を開発 住友不を事業パートナーとして計画推進

2008.05.19 17:20

 住友倉庫(大阪西区)は、大阪市西区南堀江一丁目にある道頓堀土地で不動産開発を進めてきたが、この度、同開発地中心街区の建設計画概要を発表した。
 計画地は、「四ツ橋筋」と道頓堀川が交接する地点の北西に位置し、若者で賑わう街「堀江」の玄関口にあたる。かつて加賀藩の蔵屋敷があり、その後大阪府会議事堂であった土地を同社が明治35年に取得して以降、継続保有をする中、周辺環境の変化にあわせて用途転換を行ってきた。今回の開発はその最終段階にあたるとしている。
 開発案件は、A地区の複合施設とB地区の商業施設とに分かれる。A地区の物件は、商業施設、ホテル、賃貸マンションで構成される複合施設で、敷地面積は5806・52㎡、地上31階地下3階建ての規模で、延床面積は約6万6000㎡となる。平成21年中に着工し、平成24年の竣工を目指す。三用途全てについて、住友不動産をパートナーとして事業検討を進めており、建物・運営の詳細が決まり次第、発表される予定。
A地区周辺街区では、これまで2つのオフィスビルに続き、昨年には賃貸マンション「南堀江マンション」を竣工させている。また、B地区には商業施設2棟からなる「キャナルテラス堀江」を建設中で、この商業施設には5つの飲食店がオープンする。




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