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三鬼商事 東京エリア最新市況調査発表 平均空室率3カ月連続上昇大型物件は依然品薄感強し
2008.05.12 10:28
不動産仲介大手の三鬼商事(東京都中央区)は、東京ビジネス地区の最新オフィスビル市況調査を発表した。
4月はこの1カ月の間に都心5区全体で空室面積が約9700坪増加しているが、その背景として、4月に完成した大型新築ビルが募集面積を残して竣工したことや、大型既存ビルに解約予告の動きが相次いだことが要因であるとしている。
平均空室率は3カ月連続で上昇しているのも特徴。今年は都心5区の新規供給量が前年に比べて減少しているものの、オフィス需要が伸びず、募集面積が増加してきたからだ。しかし今年1年の新規供給量が前年に比べ減少することから、都心5区のオフィスビル市況に大きな変化はないという見方が依然強いようである。