不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2008.05.05 10:53
ジョンソンディバーシー 安定性の向上で操作しやすく重さ175kgのスリムボディ 誰にでも簡単に作業を行うことができる自動床洗浄機を発表
アメリカ大手業務用ワックス・洗剤・清掃用品メーカーの日本法人、ジョンソンディバーシー(横浜市中区)は、優れた洗浄力・吸引力を持つ20インチ自動床洗浄機「JA20EX」を先月28日より販売している。価格は136万5000円である。
自動床洗浄機は、床に凹凸がある部分などでは機器が安定せず、これを安定した状態にするためには使用者に対して負担が生じ、使用者が限定されてしまっていた。
同製品は特殊スプリング加圧機構搭載のため、床の凹凸や床の抵抗によるバタツキを軽減し優れた吸引能力を発揮する。このため誰にでも、簡単に機器の操作が行えるようになっている。
一方で加重圧は従来品の約5・5に比べて約6・5と、安定した加重圧により汚水回収率はほぼ100%で、作業後のモップ水拭きの必要はない。
また、幅55㎝×奥行128㎝×高さ109㎝、重量175のスリムボディで、前輪と後輪キャスターとの幅が短く、操作・旋回が容易に可能となる。180度旋回したときの回転直径は130・8㎝で、小回りの良さが特徴である。
自動床洗浄機には、作業中に騒音が発生してしまう問題点もあるが、同製品の作業中の騒音値は68デシベルと低騒音で、24時間稼働の施設における作業にも適している。標準装備されているバッテリーは約3時間の大容量サイズで、連続作業を必要とする大型の物件にも対応する。
DINAONE バリエーションに富んだタイル発売 タイプは全22種90色 周辺商品も同時に展開
INAX(愛知県常滑市)が店舗・商業施設向けに設立したタイル・建材販売会社のDINAONE(ダイナワン・愛知県常滑市)では、ヨーロッパで人気の石材、「バサルティーナ」の意匠性を追及したタイル「バサルティーナストーンPJ」など、22種90色を新たに発売する。
DINAONEは平成14年8月に設立されたINAXの100%出資子会社である。同社はあらゆる店舗・商業空間に新しい息吹にあふれた、より自由な世界を作ることを目指し、ヨーロッパを始め世界中から選りすぐったタイル建材と、自社オリジナル製品を幅広くラインアップしている。
商品は性質や使用場所に応じて5つのカテゴリーに分けられる。上質で落ち着きのある、贅沢なゆとりを感じる「ラグジュアリーステータスゾーン」では、ダイナミックなデザインでインパクトのあるタイル「ホーン」をはじめ、「バサルティーナストーンPJ」、「ピエトラーダコスモ800」など5種24色がラインアップされている。
他にも高級感にあふれ気品のある、3種6色から構成される「プレミアムゾーン」、高意匠・ハイグレードな商品4種12色をそろえた「ステータスゾーン」、比較的リーズナブルな価格帯の「モデレイトゾーン」3種7色、個性豊かでバリエーションに富んだ7種類41色の「センシティブゾーン」が商品展開されている。
この新製品群の材料標準価格は、1あたり5040円から10万8780円までとなっている。発売開始は8種36色が今月1日、残りの14種54色が7月1日からとなっている。これと同時に同社では、ウッドカーペット2種11色、手洗い器4色も今月より販売を開始する。
ショット日本 ドイツ生まれのハーフミラーガラス RFID信号を通し管理技術に影響を与えない
ドイツの特殊ガラスメーカー、ショットAG(本社:ドイツ・マインツ市)は、背面の照明の有無で透明なガラスもしくは鏡の性質を示す、ハーフミラーガラス「MIRONA(ミロナ)」の日本市場での営業を本格化させた。日本国内の販売は、ショット日本(東京都新宿区)が担当し、先月より営業活動が行われている。
同製品は平成17年に開発され、ドイツ国内では装飾性の高いガラス素材として商業施設や公共施設などの壁面に使用されている。日本国内においては、デザイン性の高い建築や装飾性の高い店内ディスプレイ向けに販売展開を行う。
製品の両面には酸化チタニウムのコーティングが施されており、その反射の性質を利用して状態を変化させる。背面が暗いとき鏡のように見えるガラスの表面が、背面から照明を当てることで、透明なガラスの機能を示す。背面の照明を切れば、製品は再び鏡としての機能を示す。
また、同製品は人や商品を識別・管理するRFID(ICカードなどの情報伝達技術)の信号を通すので、店舗での商品識別や、人の入退場管理の重要な施設での管理技術の妨げにはならないという特徴も有している。
東芝ホームアプライアンス 温水タンクを断熱材で覆い電力量減らす温水洗浄便座 従来好評を得てきた機能を引き続き搭載
東芝ホームアプライアンス(東京都千代田区)は、温水タンクからの放熱を抑え年間消費電力量を削減した温水洗浄便座「クリーンウォッシュSCS-T141、SCS-T221」を今月から販売している。どちらもオープン価格である。
同社ではこれまで販売してきた「クリーンウォッシュ」シリーズは、使う分だけ水を暖める「高効率ヒーターユニット」や、銀イオン水でノズルを自動で洗浄する「抗菌銀イオンノズルクリーニング」などといった機能を搭載し、好評を得てきた。
今回の新製品は温水タンクを断熱材で覆い放熱を抑制、年間消費電力量を17%以上削減し、昨年11月に告示された2012年度省エネルギー基準を達成している。また、大型のリモコンで操作がしやすく、すべての洗浄操作が可能である。
製品は洗浄水に空気を含ませることで水流にボリューム感を加える「エアイン洗浄」機能を従来機種に引き続き採用。洗浄力の向上のほか、水量が毎分600〜900mlと水道使用量も節約することができる。
また、モーター駆動で抗菌ノズルを手前に引き出せる「らくらくノズル掃除モード」と、側面のスイッチを押すだけで本体の着脱ができ、簡単に本体と便器の隙間を掃除できる「ワンタッチスライド着脱」機能を有し、メンテナンス面での手軽さも特徴のひとつとなっている。
他には、「オートノズルクリーニング」機能や、ユーザーのアンケートで評価の高かった自動脱臭機能を両機種ともに搭載している。
日立ハウステック グループ企業の管理でアフターサービス充実 耐震構造に改良を加えたFRP水槽
日立ハウステック(東京都板橋区)は、地震等の災害に対する耐久性能を満たし、衛生基準をクリアしたFRP水槽を販売している。飲料水をクリーンなままで蓄え、保護するのがFRP水槽の主な役割であるが、同社ではさらに耐震性の面からも改良を加えたFRP水槽を開発した。
耐震構造は、独自のボックスフレーム構造(外補強構造)を採用し、実地震での経験と耐震実験により得たデータを基にした耐震設計品となっている。これにより、同製品は社団法人公共建築協会において国土交通大臣官房官庁営繕部監修の「機械設備工事共通仕様書」に適合する品質・性能が、確保されていると認められた。また、水槽を構成するパネルは豊富なデータを基に、コンピュータによる有限要素法を駆使した設計となっている。
製品は標準仕様の他にも、耐熱仕様のタンクが用意されており、結露防止・保温対策用の保温型パネル、緊急遮断弁、ポンプ室付き受水槽、流入口接続専用パネルなどのオプションも取り揃えている。アフターサービスのネットワークは、同社のグループ企業である日立化成メンテナンス(東京都文京区)などによって完備されており、維持管理や清掃などの定期点検の代行、機能のチェックや消耗品の補給も同社で行う。
住友ベークライト 表面加工済みで小ロット対応の導光板 独自のドットパターンとエッジライト方式を採用
住友ベークライト(東京都品川区)は、案内板や広告、サイン、ディスプレイに適したアクリル樹脂導光板「サンロイドルミキング」の発売を開始した。
サイン・ディスプレイ業界では、薄型で面発光する意匠性の優れた導光板の採用が増えてきている。さらに、LEDの普及により導光板との組み合わせで省エネも実現するようになった。
しかし、導光板はサイズに応じて導光パターンの設計・製作が必要となるので、小ロット対応が難しく、納期に時間がかかるといった問題があった。
同製品はあらかじめ独自の導光パターンを施した導光板の素材を開発、電照パネルや店内装飾などさまざまなサイン・ディスプレイに利用できるもので、厚さ8㎜の薄型で高輝度な光を均一に表現することができる。
アクリル樹脂の製品表面には独自のドットパターンを施しているため、シルクスクリーン印刷やレーザー加工、彫刻といった2次加工が不要で、従来品に比べ工期を短縮している。光源には蛍光灯、冷陰極管、LEDなどが対応し、側面に蛍光灯やLEDを置くと面全体が光るエッジライト方式を採用している。サイズは910㎜×1820㎜で、価格は1枚6万8040円である。