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国土交通省 屋上・壁面緑化の施工面積を調査

2008.05.05 11:15

 国土交通省は、4月25日、「屋上・壁面緑化空間は新たにどの程度創出されたのか」と題うって、全国屋上・壁面緑化施工調査を行い、その結果を発表した。都市におけるヒートアイランド現象の緩和、美しく潤いのある都市空間の形成等の観点から、近年において屋上緑化や壁面緑化は各方面で取り組まれている。昨年に引き続き、屋上緑化および壁面緑化の施工に係る主な企業を対象に、施工面積の実績について調査を行ったものである。
 調査方法は郵便調査法で、調査対象企業は全国の造園建設会社、ゼネコンなどの総合建設会社、屋上緑化・壁面緑化関連資材販売・施工を行うメーカーなど、計397社。回答回収数は202社で、全体の50・9%となった。
 調査の結果として、平成19年度中に、新たに約29(サッカーコート約39面分)の屋上緑化が施工され、また新たに約4・9(サッカーコート約7面分)の壁面緑化が施工されたことが判明。平成19年の施工面積は、平成12年実績と比べ、屋上緑化は約2倍、壁面緑化は約21倍となっている。
 累計施工面積は、平成12年から19年の8年間で、屋上緑化は194、壁面緑化は約17となった。




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