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JR西日本不動産開発 「新大阪第3NKビル」竣工

2022.04.18 11:46

 JR西日本不動産開発(大阪市北区)は、開発を進めていた「新大阪第3NKビル」が先月28日に竣工したと発表した。
 同ビルは、基準階面積1481㎡、総貸付面積9851㎡、鉄骨造地上8階のオフィスビル。執務空間に柱がないため、自由なレイアウトが計画可能。ワンフロア約430坪の貸室空間は80坪から利用できる。また、設計床荷重を割増した「ヘビーデューティーゾーン」を計画した。さらに東西の2方向からのアクセスが可能なエントランスロビーにはコミュニケーションを誘発するスペースを備え、利用者の知的生産性向上に配慮している。
 入居者の安全・安心にも配慮し、新大阪エリア最高クラスのBCP対応仕様としている。具体的には、停電時間を最小限に抑える2回線受電方式を導入。大規模災害時には非常用発電機により最長72時間(貸室内15VA/㎡)の電力提供が可能。入居者の飲料・食料3日分が保管できるスペースを防災備蓄倉庫に確保した。こうした利用者の利便性や安全・安心に配慮した取り組みにより、CASBEEスマートウェルネスオフィス認証のSランクを取得した。
 また、同ビル入居者は、今年1月に開業した「新大阪第2NKビル」内の貸会議室を利用できる。
 最寄りの「新大阪」駅は東海道、山陽新幹線が発着する関西の玄関口であり、今後北陸新幹線やなにわ筋線、リニア新幹線の乗り入れが計画されるなど、更なる発展が見込まれている。




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