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東京急行電鉄/ほか 約17年におよぶ再開発が完了 永田町二丁目計画、平成22年秋開業
2008.03.03 16:37
東京急行電鉄(東京都渋谷区)と東急ホテルズ(東京都渋谷区)は、3月11日、「キャピトル東急ホテル」跡地(東京都千代田区永田町二丁目)に、ホテル、オフィスなどからなる、地上29階地下4階の高層複合ビル「永田町二丁目計画」に着手する。開業は平成22年秋の予定。
敷地面積は約7900㎡、地上29階地下4階建てで、延床面積は約8万8000㎡。18階から29階がホテル客室、16階から17階が住宅、14階と15階がホテル及び関連施設、4階から13階までがオフィス等といったフロア構成で、上層階のホテル棟には東急ホテルの「ザ・キャピトルホテル東急」が入居する。
同開発は、地下鉄4線が乗り入れる「国会議事堂前」駅や「溜池山王」駅直結という利便性抜群の立地であり、隣接する日枝神社の豊かな緑と一体化した庭園や散策路を設けるなど、都心にありながら周辺の豊かな自然を取り入れた設計が特徴だ。
同計画は、日枝神社境内の杜の緑を保全した開発を進める、東京と都市計画「永田町二丁目地区地区計画」の一環であり、周辺環境との調和が図られた施設である。この新ビルの完成を受けて、都市計画告示以来、約17年におよぶ同地区の再開発が完了する予定である。