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屋上開発研究会 大丸有地区の屋上緑化アイデア表彰 全国から応募された9作品が受賞
2008.02.04 17:44
NPO法人屋上開発研究会は、大手町・丸の内・有楽町地区における既存ビルの屋上を緑化するためのアイデア提案競技を実施。1月24日に開催された審査会において、最優秀賞2作品を含む9作品のアイデアが発表された。
このアイデア提案競技は「大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会」、「有限責任中間法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会」、そして三菱地所(東京都千代田区)の協力のもと「新東京ビル」と「新有楽町ビル」の2棟の屋上緑化を目的に実施されたもの。
東京におけるオフィス街の顔として大手町・丸の内・有楽町地区の環境共生型再開発が進む中、今回の提案競技では地球温暖化防止・ヒートアイランド対策といった社会的要請を踏まえつつ、地区内の街づくりの流れを加味しながら既存ビル屋上の緑化を行うという課題に各社が挑戦する格好となった。
最終的に全国から応募された作品は36。その中から新東京ビルを対象にしたアイデアが4件、新有楽町ビルを対象にしたアイデアが5件受賞した。
受賞作品は今後の実施計画の検討対象となるほか、賞金として最優秀賞に100万円、優秀寮に20万円、特別賞に10万円がそれぞれ贈られる。
最優秀賞を受賞したのは田島ルーフィンググループの「フローラルストリーム」とE-DESIGN・東邦レオ規格の「四季の時計」の2作品。
なお、2月6日には新丸の内ビルディング内の「エコッツェリア」にて表彰式が行われる。