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大阪ガスグループ 「ガスビル」改修し隣接地にビル開発へ

2022.05.09 11:29

 大阪ガス(大阪市中央区)は、大阪ガス都市開発(大阪市中央区)が所有する「大阪ガスビルディング(ガスビル)」の西側にある同社グループ社有地での複合ビル開発と、「ガスビル」のリノベーションについて検討を開始したと発表した。
 同社有地は、現在は駐車場等として利用しているが、保有資産の価値向上を目的に、外部テナントへの賃貸によりオフィスと商業用途に使用する複合ビル「西新ビル」の建設を検討する。Daigasグループ本社機能の「西新ビル」への移転・集約についても、あわせて検討する。
 「ガスビル」は、歴史的建築物として保存し、より多くの市民が利用し、御堂筋のさらなるにぎわい創出に寄与するよう、用途拡大等に向けたリノベーションを検討する。なお、「ガスビル」の保存方法については、保存検討委員会を設け、学識経験者の意見を参考に、検討を進めるとしている。
 「ガスビル」は1933年竣工の南館と1966年竣工の北館からなる。南館は、敷地面積2466㎡、延床面積1万8422㎡、鉄骨鉄筋コンクリート造地上8階。北館は、敷地面積2840㎡、延床面積2万7700㎡、鉄骨鉄筋コンクリート造地上8階。




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