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ニューシティコーポレーション 多摩センター既存物件をバリューアップ 駅前商業施設をコンバージョンオフィス中心の複合施設に転換

2007.12.10 17:36

 ニューシティコーポレーション(東京都港区)は、ペイントハウスより取得した店舗ビルの改修工事を完了し、新たに複合施設として「ニューシティ多摩センター」を開業した。敷地面積は6620・98㎡、地上8階地下2階建てで、延床面積は3万4143・90㎡。
 同物件は京王線・小田急線・多摩都市モノレール線「多摩センター」駅より徒歩5分に立地し、周辺には多摩中央公園や商業施設、文化施設などが揃う。昨年9月より、同社は建物内部の既存展示物の解体・改修工事を開始すると同時にテナントリーシング活動を進めてきた。駅前立地である点から、商業・オフィスの両用途が可能であったが、今回、オフィスを中心とした複合施設ビルに生まれ変わった。
 主要テナントは本社機能を構えることとなるティアック、トランスコスモスのコールセンター、大手金融機関など。8階には、日本フットサルリーグのチーム、「町田ペスカドーラ」の公式練習場施設、「フットサルステージ多摩」が開業している。
 今回のプロジェクトは、同社のコーポレート・リアルエステート・ソリューション事業部門が担当し、既存物件を活用して信用力の高い東証一部上場企業をターゲットとしリーシング活動を実施。定期建物賃貸借に基づく安定収益の確保や、入居テナントに合わせた増床工事により、資産のバリューアップを実現させた。




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