週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

イトーキ 非接触給電技術の自社特許を開放

2018.04.09 12:26

 イトーキ(大阪市城東区)は、3月末に静岡県産業振興財団(静岡市葵区)主催の大企業の有する特許等を活用して、中小企業の自社製品開発を支援する「知的財産交流事業」において、このたびフクダサインボード(浜松市北区)と特許ライセンス契約を締結した。
 同契約は、フクダサインボードが屋外使用看板に対する高いニーズを確認し、防水性を高める技術を探索していたことから、磐田信用金庫(静岡県磐田市)が2017年11月に開催された「静岡県知的財産マッチング会」を紹介。同社との個別面談において同財団や静岡県発明協会などの支援を受けながら、技術の導入についての意見交換等を重ねてライセンス契約に至った。
 フクダサインボードは屋外向けのLEDのオンフックサインシステムの製品開発を予定しており、非接触給電の技術を導入することにより、埃や雨などが心配される屋外の環境でも給電可能となる。




週刊不動産経営編集部  YouTube