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中央不動産 優良防火対象物に認定 丸の内センタービルなどで優良防火対象認定受ける

2007.11.05 14:39

 中央不動産グループ(東京都千代田区)は10月15日、所有する丸の内センタービル及び新丸の内センタービルに対し、丸の内消防署から「優良防火対象物認定通知書」が交付された。
 同ビルは事務所・店舗などが入居する複合ビルで、約7000目の在館者が出入りする大規模ビルである。
 「優良防火対象物認定」の制度は建物の維持管理、防火安全対策等の取り組みを消防機関が査察を実施した上で評価し、その結果を公的に表示・公表する制度である。
この制度が開始された背景としては、東京で建物が高層・大規模化し使用内容や管理形態が複雑多様化する一方、都市機能の24時間化により防火安全対策の向上が迫られていたからである。
 同グループの中核である中央不動産の取締役社長の内海基二氏は、今回の認定についてこう語る。
「当社と子会社である中央ビルマネジメントは一体となり、テナント・入居者に安心・安全・快適なオフィス環境を提供できるように努力しております。特に安全対策は一番の重要事項として力を入れて参りました。今回はこの取り組みが評価され、認定に繋がったものと考えています」
同グループでは今後ビル管理業務を外部物件からも積極的に受託する方針で、今回の認定は同社のビル管理業務が高い品質である事の裏づけとなり、業務拡大のための追い風になると見られる。




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