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あいおい損害保険 リスクを定量的に評価 火災延焼シミュレーションシステム開発

2007.10.22 16:03

 あいおい損害保険(東京都渋谷区)はあいおいリスクコンサルティング(東京都渋谷区)と共同で火災に関する防災コンサルティングを目的とした「火災延焼シミュレーションシステム」を開発した。
 システムの提供開始は11月からで、火災リスク診断の一環として、防火対策および延焼抑制のためのソリューションとして活用される。
 システムの開発を行った両社は従来、企業の防災活動支援として、専門のベテラン社員による物件の現地調査を行い、火災リスク評価およびリスク低減提案のサービスを提供していた。
 今回開発された火災延焼シミュレーションシステムを使用することで、実際の建物配置や構造、開口部などをモデル化し、火災が発生した場合の延焼状況を把握。これにより、経験に頼るところが大きかった火災リスク評価およびリスク低減・改善効果を、より定量的に評価・比較できる。
 なお、このシステムは、火災の発生場所や気象条件による損害の大小把握や、被害を最小限にとどめるための効果的な対策手法の選定といった提案を行う際にも活用されるという。




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