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「枚方市」駅周辺再開発のイメージを公表
2022.05.23 14:02
枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業の第3工区の完成イメージが公表された。
同事業は枚方市駅周辺地区市街地再開発組合(大阪府枚方市)を事業主体に、京阪ホールディングス(大阪市中央区)、京阪電気鉄道(大阪市中央区)、京阪電鉄不動産(大阪市中央区)が参画している。
イメージが公表された第3工区は2棟の建物からなり、合計敷地面積は約1万5050㎡。「枚方市駅周辺まちづくりデザインガイドライン(仮称)」にのっとり、商業施設、オフィス、ホテル、住宅等の機能を備える、駅一体となった枚方のランドマークとなる複合施設の2024年度竣工を目指している。
第3工区におけるデザインは、「枚方市駅周辺まちづくりデザインガイドライン(仮称)」の方針を基本としながら、枚方の歴史や自然をモチーフにした枚方らしさに基づいたデザインコードを作成し、地域住民から親しまれる統一感のある意匠としている。
建物高層部は、地域資源である「七夕伝説ゆかりのまち」に基づき、星の煌めきをイメージしたスターダストで天野川の流れを表現している。
建物頂部は、東海道56番目の宿場町として栄えた枚方の京街道と奈良・大和への磐船街道の分岐点「宗左の辻」の道標をデザインモチーフとして、上空へ向かうベクトルを印象付けるスカイラインとすることで、枚方のまちの道標としてのシンボル性を表現している。また、頂部ツインタワーのカットデザインは、見る方角の違いにより表情が変わることから、アフターコロナも見据えた多様性を享受できる駅前再開発の象徴としていく。
建物中低層部は、枚方市駅の都市空間から施設の賑わいへ、そして天野川の親水空間へと繋げていくループを表現するため、水平線や曲線によってリズムを生み出し、一体感や流れをもたらすファサードデザインの表情を持たせていく。
再開発事業全体の完了は2025年度を予定している。