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<新ビル訪問 読売新聞東京本社>感性備えた大人向け個性あふれる33店舗 銀座の新たな顔マロニエ通りに誕生

2007.09.03 10:21

 読売新聞東京本社(東京都千代田区)は、商業ビル「マロニエゲート」の9月1日のオープンに先立ち、プレス内覧会を開催した。同ビルは地上12階地下4階建て、延床面積約1万9705㎡の規模。「ユナイテッドアローズ」をはじめとする19店舗のファッション・雑貨店に加え、銀座初出店となる「東急ハンズ」で構成されるショッピングフロア、世界の国々の料理が揃う13店舗から成るレストランフロア、および78台収容の駐車場で構成されている。
 設計は大成建設が担当し、共有空間の内装を1本の樹木に見立て、フロアごとに内壁のデザインを変えることで、様々な印象を与えている。
 コンセプトは「新しい銀座の始まり」。同社は「マロニエゲート」というビル名の由来について、「銀座マロニエ通りの入り口にあることに加え、新しい出会い・発見のGATE(ゲート)にしたいとの思いを込めた」としている。
 ターゲットは「銀座、丸の内界隈のOLをはじめ、伝統的な『銀座らしさ』に憧れながらも、これからの銀座にふさわしい新しい感性を備えた大人の男女」。「新しいランドマークとして、銀座のにぎわいづくりに寄与したい」(同社)としている。
 外壁は全面ガラス張りで、見る角度や周囲の情景によって光の反射が微妙に変化し、銀座の街の表情を映し出すような外観となっている。また、夜になると四季折々の照明演出が行われる。同ビルがオープンする9月1日は、祝賀ムードをイメージした紅白バージョン、9月2日以降は紫と白の秋バージョンで銀座の夜を彩り、訪れる人を楽しませてくれる。




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