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平河町二丁目東部南地区市街地再開発組合 森ビルが施設建築物の工事に着工 日本の中枢機能至近の複合開発 平成21年12月の竣工を目指す
2007.08.06 14:43
平河町二丁目東部南地区市街地再開発組合は、千代田区平河町において進めている平河町二丁目東部南地区第一種市街地再開発事業の建設工事着手に先駆け、7月25日に起工式を実施した。
8月中旬に工事に着工し、平成21年12月の竣工を目指す。
昨年9月、実施設計・工事施工を行う特定業務代行者として大成建設が選定され、事務局および参加組合員として森ビルが事業計画の作成や施設計画の取りまとめを行っている。
同事業では、約0・7haの施工地区面積に、敷地面積約5600㎡、延床面積約5万1900㎡、地上24階地下2階塔屋1階、最高高さ約105mの規模の複合ビルを建設する。1階を店舗とし、2階から13階までがオフィスフロア、14階から23階までが住宅となる。
周辺は皇居や官公庁、国会議事堂、最高裁判所などの施設が多く建ち並ぶ、国政の中枢エリアだ。また施工地区は青山通り(国道246号)と首都高速道路4号線に面しており、東京メトロ「永田町」「赤坂見附」駅に近く交通利便性も高い。
同事業においては、敷地内の高低差を解消し、広場などを整備するとともに、最高水準のオフィススペースや良質な住宅を供給し、都心居住の推進にも貢献するとしている。