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大和ハウスとフジタが開発 外壁施工の無足場工法
2018.04.02 16:17
大和ハウス工業(大阪市北区)とフジタ(東京都渋谷区)は、日鉄住金鋼板(東京都中央区)と共同で新型の金属サンドイッチ外壁パネルを開発し、建物施工省力化を可能にする無足場工法「(仮称)ノスキャップ工法」を実用化した。
大和ハウスグループでは2013年から同工法の開発に着手し、外壁工事に必要な作業員数を最大3割削減することを可能にした。
工場や倉庫の外壁を施工する際、一般的には外部足場を組んで下地材にパネルを1枚づつ取り付けていく。ノスキャップ工法は、複数枚のパネルを接合したユニットパネルを製作し、クレーンで吊り下げて建物の躯体に取り付ける。取り付け作業は屋内からできるため足場がいらず、その分のコスト削減が見込めるというもの。
フジタが今年2月に竣工させた物流施設にすでに導入されており、外壁施工の効率化は実証済みだ。