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東急不動産グループ 戸塚駅西口第1地区第二種市街地再開発事業の特定建築者に決定 複合商業施設で賑わいを再生
2007.06.04 17:47
東急不動産(東京都渋谷区)と東急コミュニティー(東京都世田谷区)は、横浜市が施行者の「戸塚駅西口第1地区第二種市街地再開発事業」内の再開発ビル(共同ビル棟)の建設を行い、共同ビル棟の一部(保留床)を取得して運営する「特定建築者」として神奈川県知事から承認された。協力者として、相鉄企業、丸紅、東京電力、西松建設も参加している。
戸塚駅周辺は、古くは東海道の宿場町として栄えてきた歴史ある街で、戦後も大規模商店街として発展してきた。現在でも横浜市第2位の鉄道乗降客数を誇る。両社は、「賑わい再生プロジェクト」をコンセプトに掲げ、かつての戸塚の賑わいを取り戻し、さらに魅力を高める複合商業施設を計画。約1万1200㎡の敷地に地上7階地下2階、延床面積7万600㎡のビルを建設する。都市型食品スーパーを誘致して、バラエティに富んだ専門店と複合させることで戸塚駅前の商業を先導する計画だ。今年10月に着工し、平成22年に開業する予定である。
なお同再開発は、4・3haの敷地に、共同ビル棟の他、個別ビル棟(12棟)(約1万200㎡)、公益施設ビル棟(約3万5100㎡)を開発する大規模なもの。事業の完了は平成24年度の予定だ。