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南海電鉄 「高島屋大阪店新本館計画」と連動 南海ビル美装化改修工事など実施 なんばターミナル再生計画に着手
2007.05.21 14:35
南海電鉄(大阪市中央区)と南海都市創造は、4月19日にグランドオープンしたなんばパークスに続く地域の活性化策として、南海「難波」駅を中心に、高島屋大阪店などが入居する「南海ビル」や南海電鉄本社の「南海会館ビル」、「なんばCITY」、「スイスホテル南海大阪」などで構成される「南海ターミナルビル」などのなんばターミナル再生計画に着手する。
計画では、南海ビルの美装化改修工事や、待ち合わせ場所としても利用される、駅前のロケット広場のシンボルであるロケットを撤去して「ウェルカムロビー(仮称)」として整備する。高さ30mの吹き抜けを擁する1200の空間になるという。
高島屋が推進する大阪店新本館計画とも連動して、南海ターミナルビル内の歩行者通路整備、耐震性能や防災性能向上に向けた改修工事も合わせて実施する。なお、南海会館ビル及びホテル南海なんば再生計画については現在策定中で、各工事の総事業費はテナント工事負担金を含めて約150億円となる予定だ。
施工期間は、今年8月から平成21年秋を予定しており、新しいなんばターミナルの創造に向けて施設更新、機能向上を図る。