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阪急百貨店 大井町駅前にホテル、住宅のツインタワー 低層部に延1・8万㎡の商業施設日常に利用できるテナントを誘致

2007.04.02 17:26

 阪急百貨店(大阪市北区)は、「新阪急大井ビル(仮称)」の開発概要を発表した。
 東京都品川区のJR大井町駅前において、同社が所有する「阪急大井ビル」と、グループ会社の大井開発(東京都品川区)が隣地にて所有する「大井開発ビル」を順次解体し、新たに「新阪急大井ビル(仮称)」を建設する。建て替え後の規模は、敷地面積9856㎡、延床面積約5万5000㎡、地上30階地下1階、高さは約100mとなる。
 施設は高層のホテル棟、住宅棟(B1〜29階)のツインタワーと、低層の商業棟(1〜6階)からなる。床面積はホテルが約2万4000㎡、商業施設が約1万8000㎡、住宅が約1万3000㎡だ。ホテルは交通利便性の高さを活かし、ビジネス需要を見込み1100室を備える。商業施設は、住宅棟居住者をはじめ周辺住民の日常的な利用を想定して、テナントを誘致する方針だ。
 来年春に阪急大井ビル内施設(阪急大井町デイリーショッパーズ)の営業を終了し、解体工事に着手する。大井開発ビルは平成23年に解体工事を実施する予定だ。
ホテル棟は平成23年、住宅棟は平成26年の竣工を目指している。




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