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ファーストステップ 「テンポラリー・リノベーション・オフィス」事業を開始 空室を”花見会場”に転用!?短期間で現金利益を生み出す

2007.03.05 17:25

 ファーストステップ(東京都渋谷区)は、空室対策として「テンポラリー・リノベーション・オフィス」システムを開発、運営開始した。
 「遊休不動産を利用し、短期間で現金利益を生み出すことを目的としています」(代表取締役吉野翔太郎氏)
 空室物件を利用し、建築を伴わないリノベーションを施した上で、最長1ヶ月の期間でイベントを行う。企画立案、リノベーションと原状復帰、集客・運営は全て同社が行い、売上から諸経費を引いた額をビルオーナーと折半する(比率は案件により異なる)。
 システム利用第一弾として2月16日から行われている企画が「サクラウンジ」だ。物件は、2年後に取り壊し予定の、昭和43年竣工のペンシルビルの10階。渋谷駅から徒歩1分と好立地ながら、15坪の同フロアは長年空室であった。そこで、室内に造化などを配置し「日本で一番早くお花見ができる」室内花見会場とし、料理、飲料、カラオケなどを備えた宴会会場とした。利用料は1人5000円(申込20名より)。現在既に80万円の売上があるという。
 「空室募集や企画ごとの集客もWEB上でのみ行います。集客は、SEO対策を行うことで効果を高めます」(吉野氏)
同社ではこのシステムにより、今期で20本の企画を実施し、2000万円の売上を見込む。

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