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九州旅客鉄道 博多駅筑紫口のビル「エキサイド博多」に決定 九州新幹線全線開業に向け「博多駅ビル」開発も推進
2007.02.12 14:04
九州旅客鉄道(福岡市博多区)は、JR博多駅筑紫口駅前広場に面する場所に建設中のビルの名称を「エキサイド博多」に決定した。
同ビルは、2100㎡の敷地に地下2階地上10階、延床面積1万6900㎡の規模。1階〜2階は飲食ゾーン「えきさいど横丁」がオープンし、3階〜10階に立体駐車場(一部クリニック)、地下1階に駐輪場を設置する。地下2階は地下鉄博多駅との連絡通路になる。グランドオープンは平成19年4月9日の予定だ。
なお、同社では地下3階地上10階、延床面積20万㎡の「博多駅(仮称)ビル」の開発も進めており、福岡、九州の玄関口である博多駅周辺の整備を進めている。既に、売場面積約4万㎡の阪急百貨店や、12スクリーンを予定するシネマコンプレックス「ティ・ジョイ」(約6000㎡)の出店が決まっており、他にも、カルチャー、健康、音楽、ファッション、学び、ビジネスなどを切り口とした文化・情報の発信を目指した施設開発を進める。地下の段差を解消するなど、バリアフリー対応も行う。
開業は、九州新幹線全線開業に合わせた平成23年春を予定している。