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<コンバージョン名建築 鑓屋アパートメント>燦キャピタルマネージメント 大阪市ハウジングデザイン賞特別賞を受賞 衣料製造卸商社のビル共同住宅・店舗に再生
2007.02.12 14:12
燦キャピタルマネージメント(大阪市北区)は、大阪市中心部に昭和43年に建築された事務所ビルを賃貸住宅としてコンバージョンした物件「鎗屋アパートメント」が、今年で20回目となる「平成18年度大阪市ハウジングデザイン賞特別賞」を受賞したと発表した。
「鎗屋アパートメント」は元々、昭和43年に谷町四丁目に建築された地上6階地下1階、延床面積767・69㎡のビルで、衣料品製造卸商社の自社ビルとして建築された。当時は事務所、展示場等として利用されていたという。同社では、このビルをアール・デコ様式とモダニズムを融合したデザインとし、平成16年8月に9戸(38・22〜88・84㎡)の賃貸共同住宅および店舗事務所(56・85㎡)として新たに再生した。今回の受賞に際しては、「建築ストックの住宅への再生という分野において、先導的に実現された賃貸共同住宅であり、特別賞にふさわしい」との講評が得られたという。
なお、同社では昨年11月にも、昭和40年に福岡市博多区にて製薬会社の自社ビル(地上7階地下1階、延床面積1170・77㎡)として建築された物件を「博多・古門戸アパートメント」に再生した。この物件は店舗2区画と11戸のオフィスとしても使用可能な住戸として賃貸している。
今後とも、ソリューション・ファンド・投資事業を通じて、不動産再生を推進していく。