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野村不動産 「深川ギャザリアタワーN棟」が竣工 野村総研が10年定借で1棟借り
2007.02.05 16:35
野村不動産(東京都新宿区)は、1月31日「深川ギャザリアタワーN棟」を竣工させた。
同ビルは、「深川ギャザリア」を開発推進しているフジクラ開発(東京都江東区)から施設内の土地を貸借して建設したもので、10年間の賃貸借契約に基づき、野村総合研究所が全フロアに入居する。引越しは5月末までに行う予定だ。
江東区木場1丁目に立地する深川ギャザリアは、東京メトロ東西線「木場」駅から徒歩2分。平成15年のグランドオープン時に、タワーS棟が竣工している。今回竣工のタワーN棟はそれに比して南北に4・8m長く、延床面積が若干大きいが、その他の仕様はほぼ同じ。合わせてツインタワーとして、木場エリアのシンボルとなる。
同ビルの規模は、建築面積1922・44㎡、延床面積4万3100・96㎡、貸室面積2万7437・01㎡。地上22階地下1階塔屋1階、最高部の高さは98・90mである。オフィスフロアの基準階は、天井高2700、OAフロア100を確保し、通信設備はメタル+光ファイバーを実装している。また、ITビジネスニーズに対応し、サーバーマシンフロア専用の空調設備や、高度なセキュリティを実現するセキュリティゲート、共連れやすれ違いなど不正入室を防ぐアンチパスバック機能が取り入れられている。
館内人口は3000人程度が想定されており、300人収容の大会議室や、800席のケータリング式食堂も設置する。