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スマイルヴィジョン コワーキングスペース運営 事務所としても活用

2022.06.27 11:38

 システム会社のスマイルヴィジョン(大阪市北区)は、コワーキング兼レンタルスペースを運営しながらそこをオフィスとして活用している。
 元々、前事業者がコワーキングスペース「ROUGH LABO TECH(ラフラボテック)扇町」を開設していたが、撤退。2019年、同社が引き継ぐ形で、リニューアルオープンした。
 場所は大阪市北区。大阪メトロ堺筋線「扇町」駅から徒歩1分。JR大阪環状線「天満」駅からも徒歩5分と好立地に位置している。RC造築54年12階建てのビル7階部分4区画を、オーナーから転貸の承諾を得て、運用している。
 改修は、床の張り替えや、ウッドデッキ、個室スペースの設置など、必要最低限にとどめた。 
 コンセプトは「働き方にもっと自由と可能性を」。杉若太郎社長は「新しい取り組みに挑戦したい人たちが集まる空間をつくることを目標としている」と話す。
 利用人数は最大100人まで可能。イベント利用では、ゼミ、サークル、会議や、子連れのパーティ、同窓会などに利用されることが多いという。コワーキングも兼ねているため、平日は調理や飲酒を伴う集いは不可としている。
 同社の事務所でもあるため、有人管理で対応している。月の売り上げは家賃の20~30%増ほど。「家賃のプラスアルファくらいの稼ぎしかないが、人と人との出会いを生み出ながら利益を出せるので一石二鳥だと思う」(杉若社長)。
 新型コロナウイルスの感染が落ち着きを見せる中、イベントやコワーキングスペースにも人が戻りつつある。空き室に困っているオーナーや管理会社も、このような貸し方や活用を検討してみてはどうか。




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