週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

東急電鉄 たまプラーザの大規模開発の名称決定 駅上部分にもビルを建設

2006.11.13 15:14

 東京急行電鉄(東京都渋谷区)は、東急田園都市線・たまプラーザ駅周辺で開発を進める商業施設全体の名称を「たまプラーザ・テラス」に決定した。
 計画地は横浜市青葉区美しが丘一丁目他に所在し、敷地面積は約5万1000㎡。サウスプラザ(B棟)、ゲートプラザⅠ期(A棟Ⅰ期)は既に着工しており、来年開業する予定。ゲートプラザ2期は平成21年、3期は平成22年に開業する見込みだ。また、既存のたまプラーザ東急SC部分であるノースプラザはリニューアルして平成22年に再オープンする。
 建物全体の総延床面積は17万9000㎡で、新規商業施設には、生活者のライフスタイル実現を支援する物販・飲食店舗を中心としたテナント約120店舗を誘致する予定。スポーツクラブやカルチャースクール、コンサートやイベントを行える広場、展示会・発表会の開催が可能なスペース等を設置する。
 世界的に著名なラグアルダ・ロウ・タナマチ事務所のデザイナーであるジョン・ロウ氏を起用し、モール全体を明るく開放的な雰囲気で統一。駅部分だけでなく線路部分の上空にも人工地盤を設置することで広大な敷地を確保し、施設内を回遊しながら駅を中心とした街の南北を往来できる、サーキット型の動線を持った商業モールとしていく。
 さらに駅前広場や駐車場などを極力地下化することにより車と歩行者を分離し、快適で安全に歩行できる空間を実現する。




週刊不動産経営編集部  YouTube