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大阪梅田北ヤード 事業開発予定者は三菱地所連合に決定 先行開発区域に4棟のビル建設 大阪の情報受発信施設等を設置
2006.11.06 16:41
大阪駅北地区(梅田北ヤード)の先行開発区域A・Cブロック開発事業予定者が、今月1日、三菱地所を代表者とするNTT都市開発、積水ハウス、阪急電鉄などのグループに決定した。三菱地所らの企業グループは、Bブロックでも開発予定者(代表者・オリックス・リアルエステート)にも選ばれており、A・B・Cブロックを一体開発していく。先行区域の面積は2・3haで、大阪駅に最も近いAブロックに地上38階地下3階、高さ179m、延床面積約12万6800㎡のビル(事務所・商業)を建設。駅前に、大阪の魅力を発信する情報受発信施設を配した広場の整備も行う。
ロボットやユビキタス、IT技術、文化・芸術など8つの分野をコラボレーションさせるナレッジ・キャピタル計画を推進するBブロックは、地上38階地下3階、高さ179m、延床面積約15万㎡のビルを建設。ナレッジ・キャピタルゾーンに約4万8300㎡を充てる他、商業施設、業務施設を設ける。
Cブロックでは、南に地上50階地下2階の分譲住宅(一部商業)と、北に地上33階地下3階の高級ホテルおよび高級賃貸住宅の複合ビルを建設する計画だ。
なお、各ブロックの土地の引渡しは来年6月を予定しており、平成23年春の街開きを目指して開発を進めていく。