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オリックス 豊川市で商業施設「クロスモール」開業

2018.03.12 12:24

 オリックス(東京都港区)は23日、愛知県豊川市に「クロスモール豊川」をオープンする。同社が定期借地上建物賃貸取り組みで手掛けた商業施設において、中部エリア最大規模となる。
 同物件は、東三河エリアの商業集積地である県道400号沿いに位置し、車でのアクセスに適した立地。東三河最大の「無印良品」をはじめ、ホームセンター「DCM カーマ」、ドラッグストア、飲食店舗など、衣料・日用品から食事処まで、幅広い層の利用客のニーズに応える計10テナントを誘致した。敷地面積は約4万㎡、延床面積は1万8000㎡。5棟のうち、1棟のみ2階建てとなっている。
 同社は土地所有者と事業用定期借地契約を締結し、当社が企画・開発・建築した建物をテナントに賃貸する定期借地上建物賃貸取り組みを全国で手掛けている。同案件は、土地所有者にとっては一定期間が経過したのちに更地で返還されるため、土地を手放さずに安定した収益を得ることができる。また、土地所有者自らが建物を建設する投資リスクや、建物オーナーとして賃貸先を探す手間が避けられるなどのメリットがあり、1994年の第1号案件を皮切りに、これまでに全国600カ所以上の開発実績を有している。




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