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住友不動産 西新宿7丁目で140mの超高層ビルを開発 敷地内に防災用品など備えた広場
2006.10.23 11:24
住友不動産(東京都新宿区)は、新宿野村ビルから青梅街道を挟んだ向かいの西新宿7丁目にて、地上33階地下2階、高さ140mの超高層ビル「(仮称)西新宿7丁目ビル」を着工した。
ビル用地は、元々中小ビルが建ち並んでいたエリアで、今回は3733㎡を開発する。延床面積は3万8443㎡。敷地の約50%を占める空地部分は、広場・通路・植栽などのオープンスペースを整備したうえで地域に開放し、沿道空間に広がりを与えることで周辺環境の向上を目指す。敷地北側に設ける約250㎡の広場には、災害時に地域の防災拠点として機能するように井戸や非常用仮設トイレ、非常用電源盤を整備する予定だ。また、建物内部には公益施設として災害時用の備品倉庫スペースを設けるという。
15階~33階に位置するオフィススペースは、フロア約885㎡の整形・無柱空間(基準階専有面積)で、非接触ICカードリーダーや48時間無停電をはじめとする最先端設備を備える。また、ビルの1階には開放感のあるアトリウムを設け、2階~14階までの低中層階には賃貸マンション(99戸)を予定している。竣工は平成21年4月の予定だ。