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<注目の企業>ミブコーポレーション グループの管理・コンサル子会社を吸収合併 住宅からリゾートまで対応
2006.10.16 17:16
城南地区・都市部の高級邸宅開発および分譲、仲介業務を手掛けるミブコーポレーション(東京都渋谷区)は、今月、100%子会社で土地活用コンサルティングを手掛けるスペースコアと、賃貸管理・PM、仲介を展開するミブ・トータル・サービスを吸収合併した。グループ全体で手掛けていた事業の連携を強化し、経営の効率化を図ることが狙いだ。
「これまでの不動産業は専業特化の傾向がありましたが、最近ではオフィスを探す企業のトップが、リゾート物件や自宅用の物件情報を同時に求めているなど、ボーダレスになってきています。こうしたニーズに対応するためグループ間の統合を行いました」(代表取締役 三瓶輝夫氏)
今年7月に移転した本店所在地の恵比寿をはじめ、桜新町、学芸大学、中目黒、用賀、下北沢での地域密着型の経営を行ってきたが、次の出店予定地は沖縄だ。同社はこれまでにもグループ会社などを通して伊東、湯河原、軽井沢でリゾート物件を扱ってきたが、近年では沖縄に物件を求める顧客が多いという。
「沖縄では団塊世代の方が退職後に、別荘ではなく住居として住宅を購入するケースが増えています。他地域から住居を求める方、地元で高級住宅を求める方、双方の需要が見込めます」(三瓶氏)
統合後のコンセプトは「賃貸からリゾートまで」になるのだという。
昨年度の売上は20・8億円で、統合後の売上高は48億円程度になる見込みである。