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森ビル 「ドライミスト」の効果についての調査結果を発表 来街者アンケートで9割以上が「快適」側の回答

2006.10.02 16:15

 森ビル(東京都港区)は、六本木ヒルズに設置した省エネルギー型外気冷却システム「ドライミスト」について、システム開発に携わる東京理科大学研究室および名古屋大学原田研究室により、外気降温効果測定ならびにアンケート調査を実施した結果を発表した。
 8月21日(平均28・9度・最高33・3度、最低26・7度)に測定した結果では、ドライミストが噴霧された10時20分以降18時30分までの間、噴霧外気温度に対して噴霧内温度は約1~3℃の低下が観測された。風速上昇による噴霧停止時、噴霧内温度が一時的に上昇していることからも、ミスト噴霧による降温効果が読み取れる結果が出た。
 また、8月27日、28日のミスト噴霧時に実施した来街者アンケートでは、『暑熱感』『快適性』『ミストによる濡れ』『ミストの発停要望』についての調査が行われ、309票の有効票を得た。このうち、ドライミスト下において、『暑熱感』は約半数が『暑い』側の回答にも係わらず、『快適性』では、9割以上が「快適」側の回答となり、ミストが降温効果とともに、来街者に清涼感を与えていることが推測された。また、『ミストによる濡れ』は、濡れを感じるという回答が約半数あるものの「嫌だ」という回答は2%に留まり、『ミストの発停要望』では、「もっと多く噴いて欲しい」「このままがよい」との回答が9割以上を占め、好意的に受け止められている結果となった。




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