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平和不動産 名古屋証券取引所ビル開発 環境や安全性に配慮 平成19年8月に竣工

2006.10.02 16:21

 平和不動産(東京都中央区)は、今年2月に取得した名古屋市中区栄三丁目の土地において、名古屋証券取引所ビル新築工事に着手した。
 同プロジェクトは、証券市場をはじめとする名古屋経済の中心地である「伊勢町」のほぼ中央に位置し、付近はブランド路面店などの出店によりショッピングエリア回遊動線にもなっている。着工する新ビルは、S造、地上7階塔屋1階、延床面積4838・62㎡、最高高さ30・85mの事務所・店舗ビル。設計・施工は清水建設だ。
 花崗岩による縦ラインを強調した重厚感と先進性を併せ持ったデザインの外観で、上層部3~7階には高度なITインフラ対応の設備仕様、セキュリティシステムを備え、天井高は2750mmを確保した。Low-Eガラスを採用するなど環境・省エネ対策に配慮するとともに、制震ダンパーによる高度な耐震性能を備える。また、低層部には開放的な店舗スペースを確保した。オフィス部分に名古屋証券取引所および証券関連のテナントの入居を予定しており、店舗部分もすでに内定している模様。総事業費は50億円で、平成19年8月の竣工を目指す。




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