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<新事業戦略>アースウィンド 更新契約サポート業務を開始 テナント賃料値上代行や退去立会い業務にも対応

2006.09.25 17:34

 首都圏を中心にオフィス仲介、PM事業を展開するアースウィンド(東京都中央区)は、管理会社(PM会社)非依頼ビルオーナー向けの更新契約サポート業務「Renew(リニュー)」を開始した。
 このサービスは、賃貸借契約の更新時期到来をビルオーナーおよびテナント企業へ通知し、更新契約締結まで代行するもの。契約書の作成および法的な不備の確認からテナント企業との交信条件の交渉まで代行・サポートする。利用料金は新賃料の36・75%(税込)だ。なお、更新時に賃料値上げを希望する場合は、同社が市場賃料と比較して適正と判断する賃料にて交渉を行うサービスも用意している。この場合の料金は新賃料と旧賃料の差額×3ヵ月分となっている。また、テナント退去時に同社の指定工事業者を利用すれば、無料で退去立会いや保証金、賃料共益費・光熱費の精算業務、原状回復工事の見積りも行う。
 「自主管理のビルの場合、更新契約業務が大きな負担となっていると聞きます。しかし、管理やPMを依頼するほどの規模でもないというビル経営者の方に向けて『リニュー』サービスを開始しました」(加藤氏)
 今月からサービスを開始したが、先行して同社が取引するビルオーナーへ案内を行ったところ、既に50件を超える申し込みがあったという。今後はこれまで取引の無いビルに対してもサービスを提案していく。  なお、同社では3年で売上5000万円、5年で売上1億円規模の事業に拡大していく予定だ。




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