週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

ダイビル シドニーに保有するオフィスビルが「Green Star」5スター獲得

2022.08.08 10:49

 ダイビル(大阪市北区)は、オーストラリア・シドニーに同社現地法人の Daibiru Australia Pty Ltdを通じ、オフィスビル「275 George Street」を保有・運営する。今月3日、建築物の環境性能認証制度である「Green Star」の「Design & As Built」指標において、5 スター(Australian excellence)の獲得を発表した。
 Green Starはオーストラリアにおける代表的な建築物の環境性能認証制度の1つ。2003年にオーストラリア・グリーンビルディング協議会によって創設された。「Design & As built」の指標は、新築や大規模改修を行った建築物をデザインと建設の仕様に基づき6段階で評価。同ビルは指標のうち、20年12月竣工時にデザイン仕様に基づき評価される「Design」項目で5スターを獲得済であった。今回は建設仕様に基づき評価する「As Built」項目でも5スターを獲得した。
 同ビルはシドニーCBD(中心業務地区)の主要駅「Wynyard」駅に隣接し、路面電車駅や観光地としても有名な「Circular Quay」も至近の好立地。規模は地上15階地下3階で、貸床面積は約7000㎡。地元シドニー産のサンドストーンとガラスを組み合わせた印象的な外観で、東・西・北の3方向が道路に面している。自然光がたっぷりと入ることが特長だ。貸室を無柱にすることで開放的な空間を実現したほか、入居テナント用のロッカー・シャワールーム・駐輪場を設置。現地ニーズに即した高品質なオフィス環境を提供する。ビルは仕様ベースの「Green Star」に加え、運用実績ベースの環境性能認証「NABERS Energy」における5スター以上の獲得も目指す。今後もダイビルグループはオフィスビル事業を通して、サステナビリティへの取り組みを推進してゆく。




週刊不動産経営編集部  YouTube