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「(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト」始動 南地区「サウスタワー」が施工認可

2022.08.15 11:51

 東京都は、「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」の施行を認可した。着工は本年度を予定。開発には第一生命保険(東京都千代田区)、中央日本土地建物(東京都千代田区)、東京センチュリー(東京都千代田区)、東京電力パワーグリッド(東京都千代田区)及びTF内幸町特定目的会社(東京都千代田区)が参画している。
 開発地の内幸町一丁目街区は、業務機能や迎賓機能等の集積に加え、電力・通信等のインフラ施設も有している。これらの機能更新とともに、カーボンニュートラルや防災の先進・中心拠点としての機能を担うことが期待されている。
 今回施工が決定したのは、「(仮称)内幸町一丁目街区開発プロジェクト」の事業構想として今年3月に発表された「TOKYO CROSS PARK構想」のうちの「南地区」。街区全体は北地区・中地区・南地区で構成され、南地区は敷地面積約1・9ha、延床面積約29万㎡、地上46階地下3階建てのオフィスや商業施設、ホテル、ウェルネス促進施設を備えるサウスタワーを開発する。
 開発プロジェクト全体では、都心最大級の延床面積約110万㎡を開発する。北地区には帝国ホテル新本館、オフィスや商業施設、サービスアパートメント、賃貸住宅等を備えたノースタワーを建設。中地区にはオフィスやホテル、ホール、宴会場、産業支援施設等を備えたセントラルタワーを整備する計画となっている。




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