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営業活動管理アプリケーション サイゼンで営業の可視化・効率化
2022.08.29 11:24
営業や報告書作成などでアプリケーションを使用する企業が増えている。不動産会社やビルメンでの導入事例も紹介する。
レッドフォックス(東京都中央区)は、スマートフォンやタブレット端末で簡単に使用できる営業活動管理アプリケーション「cyzen(以下、サイゼン)」を提供している。
サイゼンは多彩な機能を持つ、営業組織向けの管理アプリケーション。GPS機能による営業現場の見える化。手軽にできる報告書作成。地図上での顧客情報の把握など、営業活動を組織・個人双方の視点からサポートする。様々な業種・業態に対応でき、同アプリケーションの中でも割安が魅力。不動産では、地図上から物件情報のすべてを閲覧や駐車場に関する情報の一元化なども可能。サービスは5名以上。最も契約数の多いスターター(プラン)は1台3500円、一番お買い得なライトプランであれば、1台1000円から。
強みは大きく3つ。1つ目が、GPSによる見える化。サイゼンを導入することでGPS機能等を活用し、営業・現場の活動を可視化できる。緊急時対応のスピードアップに貢献するほか、遠隔地からの正確な業務指示も可能になる。2つ目は報告書作成。写真付きの報告書を音声入力やカメラの読み取り機能で容易になる。地図上での顧客情報とも連動でき、簡単に把握できるため外回り活動も効率化できる。3つ目は、会社オリジナルの地図を作成できる機能。顧客情報や商談履歴、過去の報告書をアプリの地図上から参照できるので、外出先でも簡単に情報を閲覧できる。簡単に使えるネイティブアプリがベースで、動作も軽快。ITツールやスマートフォンの使用に慣れていない人でも操作で利用できる。
代表取締役社長の横溝竜太郎氏は「あるビルメンテナンス会社では、『システム等に入力された報告内容の整合性が取れない』や『紙・地図での顧客情報の管理は紛失リスクが伴う』といった課題を抱えていました。サイゼンを導入したことで、業務状況や商談報告はスマホからリアルタイムに共有。営業担当者の行動ルートや一日の時間の使い方を自動で集計・分析でき、顧客情報をサイゼンのクラウドで管理してアプリ上の地図に表示できる形になりました。結果、業務時間における活動内容の割合を分析でき、顧客情報の紛失リスク減少やセキュリティの向上に繋がりました。商談時間を増やすための指導ができるようになったことで、売上増加に貢献できました」と語った。
また駐車場のサブリースや月極駐車場の集客、駐車場検索サイトの運営・管理業を行う企業ではサイゼン導入で提案資料の作成時間が50%短縮。組織での情報共有が容易となり、外出先やテレワークでも業務が可能になったケースもある。効率化にも繋がった。
テレワーク導入へ難色を示す企業は多い。理由として、社員の管理が行き届かないことや営業収益の減少を懸念することが挙げられる。GPS機能による見える化で、社員管理を疎かにすることを防ぐ。それが前記した企業の様に売上増加にもつながる。管理システムの謳い文句は「効率化」。がサイゼンの活用は更に「売上向上」にも寄与。営業の差別化に有益と言えよう。ノンデスクワーカーにも向いている。