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ESRとM&Gリアル・エステートが資本提携 第一号案件は「ESR名古屋南DC2」
2022.09.12 11:05
ESRグループ・リミテッド(香港、ESR)とM&Gリアル・エステート・アジア(東京都港区)は、東京、大阪、名古屋で物流施設を開発するため、「M&Gアジア・プロパティ・ファンド」を通じ資本提携を行った。第一号案件として、「ESR名古屋南ディストリビューションセンター2」の開発にかかる出資額の過半を負担し、ESRが完成後の施設運営を担当する予定。同施設の着工は11月1日、竣工は2023年10月31日を予定している。
立地は、名古屋港への中間地点となる愛知県名古屋市港区。名古屋都市圏の配送拠点として機能を発揮する。
同施設は、敷地面積2万3775㎡、延床面積4万8753㎡、耐震構造4階建てマルチテナント型物流施設。全館LED照明や外壁には断熱性能の高いサンドイッチパネル、ヒートポンプ式空調や節水器具等の省エネルギーの最新設備機器を導入するなど、環境負荷低減に配慮した建築計画により、CASBEE Aランク認証を取得予定。また、1・5MW規模の自家消費型太陽光発電所を稼働し、グリーンデザインも積極的に取り入れるなど、再生可能エネルギー性能を高め、テナント企業の運営効率向上に繋げる計画。