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「いわき」駅前にエリア初のタワマン誕生へ

2022.09.26 11:47

 フージャースコーポレーション(東京都千代田区)と日本エスコン(東京都港区)は、福島県いわき市の「いわき駅並木通り地区第一種市街地再開発事業(並木の杜シティ)」における住宅棟「ミッドタワーいわき」のマンションパビリオンをオープンし、先行案内を開始する。
 「並木の杜シティ」の計画地はJR「いわき」駅南口ロータリーの西側で、総事業敷地面積は約1・16ha。地上21階の住宅棟「ミッドタワーいわき」と地上4階の商業棟「63(ROKUーSUN)PLAZA」からなる。街区前の歩道は幅約10mのプロムナードとして生まれ変わり、敷地内には2つの広場も整備され、賑わいと憩いの空間を創出する。
 「ミッドタワーいわき」は、「並木の杜シティ」内に建築される、いわき市初のタワーマンション。地上21階、全216戸で、いわき市最高層・福島県最大となる。安全・安心に住めるよう免震構造を採用した。
 住戸設備は駅前多世代居住マンションとして一部を「シニア・バリアフリー対応」として設計。水回りや廊下幅などをバリアフリー対応の仕様とし、中心地への高齢者移住ニーズに応える。
 開発は、地権者による地区再生と賑わい創出に向けた土地利用についての議論を契機に検討が進められ、2014年に協議会を設立。いわき市と共に策定した「いわき駅並木通り地区第一種市街地再開発事業基本計画」に基づき推進されている。市街地の土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに、「いわき」駅周辺にさらなる賑わい創出するべく、「『まちで暮らす。』『まちに集う。』『まちを愉しむ。』が調和する中心市街地を育む新たな『まち』」を事業コンセプトとし、建築物及び建築敷地、公共施設の整備を一体的に行う市街地再開発事業となっている。
 竣工は2024年11月を予定している。




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